今日は6年生が国語の時間に書いた新聞の投書の作文を2つ紹介します。まず1つ目はこちら。
「もはやロボット人間 正しい判断はできないのか」
先日,テレビで日本大学のアメフト部の選手が悪質タックルをしていたことを知った。それは,選手の意思ではなく,監督の指示だったそうだ。監督中心の,人の指示で動くだけのスポーツで良いのだろうか。
選手が監督の指示を何でも聞いてしまうのはおかしい,それが僕の意見だ。
第一の理由は,自分で考えてプレーしなければ,選手自身の成長につながらないからだ。僕自身サッカーをしているが,コーチや監督の指示以外の自分の考えた点の取り方でも上手くいくときがある。何でも人の言うことが正しいとは限らない。
第二の理由は,監督やコーチの指示だと悪いことでも断れないからだ。先日のアメフト部の選手の悪質タックルもそうだ。前監督の指示で日大の選手は相手の選手にケガをさせてしまった。監督の指示の善悪は,選手自身の判断で決めればよいと僕は思う。また,今回の事件では,大学生だったので正しい判断ができたのではないだろうか。
確かに,監督の指示を聞かないとレギュラーから外されたり,「辞めろ」と言われたりするかもしれない。しかし,それは監督の指示が悪い。フェアな作戦ではないからだ。それを断る方が正しいと僕は思う。何でも指示を聞く人間は,ロボット人間だ。もはや,スポーツをする意味を見失っているのだろう。
どんなスポーツ選手も,監督の指示は聞く。しかし,それを行うのは選手次第だ。やはり,スポーツは自分の考えがあってこそ,楽しく人々をおどろかせるパフォーマンスができるのだ。
日大アメフト部の悪質タックル問題という時事問題を取り上げています。事件の内容をよく分析していますね。